どうも〜、ほやほやリサーチャーです。
今回は、日頃業務で行なっているUXリサーチについて、どんなところが楽しいかな?という観点で振り返ってみたいと思います。UXリサーチャーになって1年半ぐらいなので、まだまだ初心者の域を出ませんが、楽しく感じる部分も色々ありますので、それをまとめてみようかと!
楽しい点1:色々な人の話が聞ける
自分はデプスインタビューを実務で担当することが多いのですが、1度のリサーチプロジェクトにつき10〜15人ぐらいの初対面の人と1、2時間話をすることになります。これって冷静に考えて結構すごいことだなとも思うんですが(自分で言うかよ)、仕事となるとすべきことも決まってくるので、割と淡々と取り組めます。むしろ、テーマに沿って色々なパターンの話が聞けるので、自分の世界が広がっていく感じがして楽しいです。
社交的な人間では全くないのですが、デプスインタビューは(極端な話)対象者と仲良くならなくていいので、その点でも自分に合っているのかもしれません。話の具体的な部分や意外な部分を深掘りしていくと、自分の想像を超えるような話が出てきて、へ〜、そんなこともあるのか、と世界が広がっていく。うん、間違いなく楽しさの1つですね。
楽しい点2:「何を作るべきか」という、ものづくりの上流の議論に参加できる
これは自分の前職での不満も関係してくるのですが、何かを作ろう、というプロジェクトに参加している時、「そもそもこれを作りたいのってなんでだっけ……?」と気になってしまう性質なので、UXリサーチを通して、ユーザーの声を起点として「何を作るべきか」という上流の議論に参加できるのがとても楽しいです。そこで行われる議論の抽象度も自分にとって扱いやすい、楽しいものですし、新しく世に出すものを考えていくことになるので、個人的にかなりワクワクします。
楽しい点3:言葉を解釈する技術が身についていく
これは主に分析におけることなのですが、インタビュー対象者の発話を何らかの形でまとめていく過程で、言葉を解釈する様々な技術を用いることになります。量的データに比べて、言葉はまだ分析の方法論がそこまで確立されているとは言い難く、ややもすれば印象批評的な分析になってしまいがちです。そうなることを避けて、対象者の発話にしっかり立脚しながら解釈を組み上げていく工程が、とても楽しいです。
個人的な興味として、その言葉がどんなニュアンスで用いられているのか、その言葉の背後にはどのような価値観があるのか、といったことがあるのもあって、言葉を解釈する方法論として何を採用するか、ということは常に気にかかっています。それを仕事として練習していけるのは、個人的にはかなりありがたいな、と思っています。
今回はUXリサーチの楽しさについて考えてみました。他にも色々あるような気がするのですが笑、今回はこの辺にしておきたいと思います。それではまた!
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