未経験職種に転職後、上司の目が怖かった話(今週の振り返り)

どうも〜、ほやほやリサーチャーです。

今日は、UXリサーチャーになった直後の話を書いてみたいと思います。というのは、近々また未経験領域で挑戦しようかな、と思うことがあり……。(UXリサーチャーをやめるわけではないです!)あの時の感覚に近い感じになっているからです。

訳もわからず怒られることの怖さ

世間でよく、「挑戦を怖がってはダメだ!」みたいなことを言いますよね。で、なぜ挑戦が怖いのかというと、「失敗するのが嫌だ/恥ずかしいから」みたいなやつ。でも、自分はどうもそういう理屈で怖がっていたんではないっぽいんですよね。

自分が怖かったのは、端的に言って「上司に怒られること」でした。そして、もっと怖いのは、「上司から訳もわからず怒られること」でした。

これがなぜ怖いのかというと、基準が全くわからないからです。こうなると、怒られは天災と化します。避けようと思っても、いつどんなタイミングで雷が落ちるか全く予測できないため、どんどん怒られます。事態に改善の見込みは一切ありません。いわゆる「詰み」みたいな状態でひたすら怒られ続ける、というのが、自分はどうも怖かったっぽいです。

未経験領域に挑戦するとき、もし基礎を親切に教えてくれる誰かがいる環境でなければ、こういった事態に陥ることはまあまあの確率で起こりそうです。結果的には、自分はかなり優しい(=指導方法が「怒る」ではなく、かつちゃんと導いてくれる)環境に転職できたので、こうした恐ろしい事態には陥らずに済みました。

環境が良いのに詰むケース

いや、環境と書きましたが、他の人にとっていくら優しい環境であっても、自分にとっては地獄でしかない、ということもあり得ます。その代表的なケースが、「指導役と自分とで全然会話が成り立たない」というケースです。

指導役の言っていることがよくわからない、それに対して質問しても意味不明な返答しか返ってこない。逆に指導役側からすれば、どこに躓いているのかよくわからず、説明を凝らしても理解している様子がない。一体どこまで基本的なところから教えればいいのか。日本語の文法から教えようか?みたいになってしまったケースを実際に見たことがあります。

当然こうなってしまえば、最初の項で書いた状態に陥るのは想像に難くありません。指導役の言っていることはさっぱりわからず、なぜ怒られているのかもわからないが、とにかく毎日怒られる。想像するだけで辛いです。

厄介なのが、一度関係性がこうなってしまうと、なかなか回復するのに時間がかかるということです。回復する術としても、断絶した状態から、一つずつ丁寧に糸を繋ぎ合わせていくようなコミュニケーションを取る、ということぐらいしか、自分には思いつきません。何かいい方法はないものでしょうか。

コミュニケーションの断絶を避けるには

じゃあ、そうした事態に陥らないためにはどうしたら良いのか、と言いますと、自分には、出会い頭のコミュニケーションをとにかく丁寧にやる、ということしか思いつきません。出会い頭というのは、その人と初めて仕事をするような状況のことです。できるだけマイ用語を使わず、相手の語彙を使い、かつその適切な意味合いを理解しながら、わからない語彙があれば質問していく、というプロセスをきっちり踏んでいくことで、相手に、「あぁ、この人は自分を理解しようという気があるんだな」という印象を与えることがまず大切そうです。一度その印象を与えられれば、もしなかなか理解できなかったとしても、少なくともある程度の期間までは断絶状態を避けられるのではないかと思います。

逆に言えば、上司の語彙を知り、その言葉遣いを理解することは、上司の考え方自体を理解することにつながります。人は常に有限の語彙でしか思考できないので、言葉を追っていくことで、自然とその言葉が含まれる構造を理解していくことができます。これを完全に行うのはなかなか難しいですが、きっと未経験領域における上達にもつながってくるのではないかなと思います。つまり、「怒られの基準を知ること」がだんだんと積み重なっていけば、自然とその領域にも慣れていけるはずです。違う環境に行く時は、そういう正のフィードバックループに入れるかわからないから怖いんですけどね。

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